2018年6月5日火曜日

フィラリア



フィラアリアは寄生虫で、

蚊によって媒介されます。

フィラリアが犬に寄生して

成虫になると、右心にすみつくため、

心臓の弁がうまく閉まらず

心臓の働きが悪くなり、

やがて心不全を起こします。

犬の体内に成虫のオスとメスがいると

ミクロフィラリアという子虫を

血液中に産みます。

この時に蚊が犬から吸血すると、

血液と一緒に蚊の体内にはいります。

気温の高い日が続くと蚊の体内で

ミクロフィラリアが成長して、

犬に感染できる子虫になります。

この状態で再び犬から吸血すると、

蚊に刺された穴から子虫が

犬の体内に入って感染します。

犬の体内に入った子虫は

1~2か月ほど筋肉の中で

成長してから血管内に入り、

最終的に右心に到達します。


1カ月に1回の予防薬は、

実際には犬の体内に入った子虫が

筋肉の中にいる間に殺す薬です。

つまり、感染そのものを予防

するのではなく、感染しても

成虫になって心臓に寄生するのを

予防するのです。注意が必要なのは

投薬した日からさかのぼって

1カ月の間に犬の体内に入った

子虫を駆除している点です。

ですから蚊がいなくなっても

すぐに薬をやめてはならず、

蚊がいなくなった1カ月後まで

薬を続ける必要があります。


予防できる病気をきちんと

予防することで、長生きできるように

なります。

忘れず飲ませてあげてください。



こちらも覗いてみて下さい。
www.sapporo-dog-kunren.com

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